筆者の杉先生は、過去20年以上、石川県済生会金沢病院緩和病棟にてボランティアで終末期がん患者の口腔症状の診断・治療・ケアのアドバイスを行ってきた口腔外科専門医。
がん患者の口腔ケアに取り組みたいが「なにから、どう手をつけたらよいのか、よくわからない」「口腔ケアをがんばってやったのに、どうもうまくいかない」という看護師からの相談内容をもとに、口腔の専門医家としてがん患者の口腔合併症への対応について、周術期から終末期まで各治療段階別に、口の症状のみかた、アセスメントとマネジメント(なぜ、起こる、どう対応する?)を懇切丁寧に解説していただきました。
看護師だけでなく、がん患者の口腔マネジメントに向き合っておられる医師、歯科医師、歯科衛生士の皆様にも十分ご活用いただける内容となっています。
歯科と医科のクオリティの高い連携にもぜひお役立てください。
【著者紹介】
杉 政和
歯学博士、日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医・口腔外科指導医
石川県金沢市・杉歯科クリニック院長
【目次】
第1章 がん患者の口腔合併症
第2章 口腔マネジメント
第3章 がん治療に伴う口腔マネジメント
第4章 口腔症状から病名を診断する
第5章 主な口腔合併症のアセスメントとマネジメント
ーなぜ、起こる?どう対応する?ー
巻末付録 入れ歯のはなし
【ISBN】978-4-909066-21-3 C3047
- シエン社
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