- 昭和52 年 大阪大学歯学部卒業
- 平成6 年 金沢市にて開業
- 平成25 年 日本歯科医師会学術委員会委員
- 平成8年より石川県済生会金沢病院緩和ケア病棟において、ボランティアにて終末期がん患者の口腔症状の診断・治療・ケアのアドバイスなどを行っている。
【目次】
<本体目次>
1.『歯科医師ががん患者をサポートする』ことの意味
1-1 がんとともに生きる人が増えている
1-2 重要度を増すがん治療の副作用へのサポート
1-3 歯科医院こそがん患者の心強い味方
1-4 良好な口腔環境がすべてのがん患者を支えている
2.がん患者に対する口腔管理はなぜ重要か?
2-1 口腔トラブルが患者のがん治療完遂を妨げるという現実
2-2 がんの進行による口腔状態の悪化を防ぐために
3.ケアだけでは管理しきれない口腔トラブル
3-1 キュア・ケア一体型での対応の必要性
3-2 がん患者の口腔管理の定義とは
4.健康な時から始まっているがん患者の口腔管理
4-1 日々の管理がものをいう
4-2 日々の歯科医療の意義がここにある
【第2章 口腔トラブルの種類 ―がん患者の口腔内に何が起こっているのか―】
1.口腔トラブルががん患者のQOLを大きく下げている
1-1 口腔トラブルの2大原因
2.がん治療により起こる口腔トラブル
2-1 口腔トラブルは、がん治療における大きな問題
2-2 患者を苦しめる口腔粘膜炎やその他の症状
3.がんの進展により起こる口腔トラブル
3-1 91.9%の終末期患者が口腔トラブルを訴えている
3-2 〝食べられない”が招く悪循環
【第3章 口腔トラブルの診断 ―的確な問診と口腔内診査が正しい診断を生む―】
1.肉眼的所見が最も重要な口腔トラブルの診断
1-1 口腔トラブルの診断の重要性
1-2 ほとんどが肉眼的観察で発見可能、手順に則って診断する
1-3 実際の診断は困難なことが多いのも口腔粘膜疾患の特徴
2.口腔トラブル診断(臨床診断)までの手順
STEP 1 問診(主観的情報+客観的情報)
STEP 2 2つの観点からの口腔内診査
STEP 3 臨床診断
【第4章 口腔トラブルへの対応 ―キュア・ケア一体型対応ガイド―】
口腔粘膜炎
感染症① 口腔カンジダ症
感染症② 細菌感染症
口腔乾燥症
味覚障害
口臭
摂食・嚥下障害
歯科的問題① う蝕症・義歯
歯科的問題② 化学療法中の歯科治療
歯科的問題③ 放射線療法中・後の歯科治療
【付録 がんに関する基礎知識】
1.「がん」とは
1-2 がんの一生
1-3 がんと老化
1-4 「がん=死」ではない
2.がんはどんな経過をたどるのか
2-1 がん患者の病の軌跡
2-2 患者の苦痛の変化
2-3 ケアのあり方
3.がん治療とは
3-1 集学的治療
4.がんの再発と転移
4-1 再発と転移の違いとは
5.がんの終末期
5-1 多様で、明確な規定の難しい終末期
5-2 がん患者の死因最多は感染症
参考文献一覧
著者紹介
<今日から実践アシストブック チェアサイドで活用編 目次>
2.このまま使えるがん患者へのトーク集
3.口腔粘膜疾患臨床診断チャート
白色病変あり
赤色病変あり
黒色病変あり
紫色病変あり
腫瘤あり
潰瘍あり
水疱あり
<今日から実践アシストブック 医科歯科連携で活用編 目次>
1.医科歯科連携を始めるためのノウハウ
がん患者の口腔管理:保険収載の周術期口腔機能管理に精通しよう
周術期口腔機能管理の流れ
歯科医院で行う周術期口腔機能管理の内容
どうやってとっかかりをつければいいの?という疑問に答えて
病院と歯科医院の連携:最大の問題点は何か?
周術期口腔機能管理を行うために、かかりつけ歯科医として行うべきことは何か?
2.今すぐ使える医科歯科連携関連ツール
診療室での患者さんへの掲示物
病院向け配布用資料①
病院向け配布用資料②
病院向け配布用資料③
周術期口腔機能管理依頼書(診療情報提供書)の一例
周術期口腔機能管理計画書の一例
周術期口腔機能管理報告書(Ⅰ・Ⅲ)の一例
口腔管理経過報告書の一例
病院内における口腔アセスメント表の一例
- A4判 92ページ
- 定価(本体価格 6,800円+税)
- ISBN 978-4-909066-01-5 C3047
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